2016年11月20日日曜日

秋の蝶

「秋の蝶は死にゆくものの象徴である」といったようなことを、高校の国語の授業で聞いたおぼろげな記憶があるのだけれど、何の作品の話だったのか、もはや思い出せない。ウェブで歳時記のたぐいを見る限り、「秋の蝶」が必ずしもいつも侘しいイメージで捉えられているわけでもないようだ。もっとも9月の蝶と11月の蝶では話が違うが。

アカボシゴマダラ Hestina assimilis
2016.10.14 東京都目黒区
7月に続き2度めの登場。年複数回発生だろうか。10月のこの頃、低い所をふわふわとよく飛んでいた。南方系の外来種ということだが、台湾の昆虫愛好家のInstagramによく登場するのを見る。




コミスジ Neptis sappho
2016.10.31 東京都目黒区
落ち葉のように翅を開いたままヒラヒラと飛ぶのが特徴的。似た模様の近縁種がいくつかいるが、前羽の端のあたりを見ると区別できるようだ。学名の"sappho"の由来が気になる。




ウラギンシジミ Curetis acuta
2016.11.11 東京都調布市
大型のシジミチョウ。不思議に硬質で、貝のような印象を与える。

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