文京区本郷の東京大学総合研究博物館が今月14日にリニューアルオープンしたということで、訪問してきた。
収蔵容器を巧みに使い回した展示が特徴的で、調査研究の現場の雰囲気がよく伝わってきた(逆に言えばやや雑然として見えるかもしれない)。
収蔵容器を巧みに使い回した展示が特徴的で、調査研究の現場の雰囲気がよく伝わってきた(逆に言えばやや雑然として見えるかもしれない)。
その中に、「気候変動と共に分布を広げている昆虫」の標本がいくつかまとめてあったので、紹介する。
右上は、当ブログでも先日紹介したツマグロヒョウモン。残りの三種(左上・ナガサキアゲハ、左下・クロマダラソテツシジミ、右下・ムラサキツバメ)は、今のところ筆者は東京で見かけたことはない。
左上のクロメンガタスズメは東大キャンパス内でも確認されているらしい。右下のアオドウガネは夏場にはあまりにも普通に見かけるので、そもそも南方の種であるということを把握していなかった。関西ではお馴染みのクマゼミ(右上)は、西日本に独特のサウンドスケープをつくり上げる上で一役買っていると思うが、現在では湘南あたりでまで普通のセミとなっているようだ。このまま順調に彼らが分布を広げれば、2020年には我々はクマゼミの鳴き声を聴きながらスポーツ観戦をすることになるかもしれない。
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